キャンバス/アクリル
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幼少期より、自然界と繋がりコミュニケーションが取れる感覚と受け取るメッセージを、いかに作品として残していくかを課題とし、細胞に入り込むような繊細な感覚で描き重ねていく。
また、5年前より学び続けている生け花での植物と向き合う姿勢を生かし、花を生けるように、描いている。
これを、2021年末より【Human Species 】と称して描き続けている。
制作の過程で、
自分自身の精神的な状態が、陰でも陽でもなく
中庸に立つことが重要だと捉えており、
制作時に、感情に揺られることなく中心にいることが、自身がここに生かされている意味を足跡として残す事と共に、自然に生かされているという敬拝の意を示している。
また、細胞に入り込む感覚で筆を握ることで、
現在の肉体と魂のある自身に至るまでの記憶がミルフィーユ状になって映像化し、その空間での空気、音、香り、を都度感じながら描き重ねていける。
これは、この瞬間で、かつ地球上でしか残せないメッセージとして捉えており、描く行為を通して残す事で、
誰もがこの自然界の一部の存在であるという事、全ての生命の存在とフラットな状態へ視点をシフトさせる事を目的としている。
全ては止まる事なく生まれ消えていく万物流転の中の一つの存在でしか無いという部分の再認識を行う事で、目まぐるしく流れ続ける情報社会の中での言葉全てを鵜呑みにせず、自己を愛して生きることの大切さを伝えたいという願いで描いている。
また、
度々登場するひまわりのモチーフは、幼少期にひまわりがヒーローのように感じていた記憶があり、 自分自身のアイデンティティとの向き合いを象徴の花とすることで、
全ての人々の存在の意義を示すための、何かのきっかけを届けるキーとしての役割を担って欲しい想いで制作を行っている。
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